年初！指圧の今後を考え、東幹久ものマネのオカマちゃん整体師が癒し業界解放と、ついでにチャクラ解放！ 日指会の友【４６】
５年後の指圧。１０年後の日本指圧師会。
既存の業態がことごとく不安定化してきている現代。そうです、日本指圧師会と云う民間学究団体目線から、指圧・整体業のあれこれを駄文として垂れ流させてもらっていましたが、目線を他業種や日本経済に広げて見れば、どこもかしこもグラグラした崩壊寸前の業界はアチコチに見受けられ、既得権益や戦後からのご都合主義の放ったらかしのしわ寄せが危機となってます。
指圧や整体の業界、５年後１０年後どうなっているか想像出来ますか？昨年の研修会にて少し日本人の年齢の推移や、指圧・整体業の市場規模、柔道整復師団体の政治家への献金の話など、今後の指圧・整体業界の進むヒントが話される機会もありましたが、更に本年度、政治や経済の不安定さも加味した上で思うに、１０年後なんてもっての外、５年後の指圧・整体業界がどの様な事になっているか想像すら出来ません。
先日の新聞には「大学卒業者に専門学校人気」と書かれ、柔道整復師や介護福祉士などの医療系専門学校に大卒後の学生が入学目立つと書かれています。平成２１年度の調査では「鍼・灸（はり・きゅう）・あん摩マッサージ指圧」過程での入学者は３割を大卒者が占めたそうです。記事のある１２月２４日東京新聞によれば、東京医療専門学校校長「国家資格に合格し、いずれ独立開業を望む学生が多い」とあり、リクルート情報誌「稼げる資格」編集長、キャリアカウンセラーは「何となく学生時代を過ごした人達は進路選択に突き当たり、専門学校に『就職塾』の役割を求めているのだろう」と分析とありました。
この時期ともなりますと、TVCMでも「資格！しかく！シカク！」とユーキャンやニチイが宣伝してますが、資格を得ただけで食べて行ける、稼げるなんて職種は既に既得権で「席は満席」ですよ。特に先の新聞の記事の鍼灸マッサージ資格なんて、独立開業後、１０年続けられる治療師が何人居ると思います？学生に夢を抱かせるのも業界全体や学校としましては大事ですが、資格得て、夢破れ、歩合給での「マッサージマシン化」し、頸や腰を壊し転職。この様なケースをどれ程見聞きして来たか。
資格なんてスタート地点の切符程度の紙切れです。資格商法の宣伝文句に惑わされないで。
あん摩・マッサージ・指圧の資格（紙切れ）があれば、役に立つだろうなんてないですよ。既得権のシートは既に埋まっています。資格とって本気で業界に踏み込むのであれば、鍼灸や柔整ももちろんの事、あん摩・マッサージ・指圧の世界は知識と技術です。３年専門学校通ったって実際にはとても世間で通用する知識、技術は得られません。授業では学べない臨床を５年、１０年かけて習得していくのが、この業界の過程です。
（前振りが大変長くなりましたが(笑)）
で、「あマ指資格取るぞ！」「指圧や整体を一生の職業にする！」「取り敢えず・・・指圧師に・・・なろうかな？」と考える方々の為の組織が民間学究団体「日本指圧師会」です。独立開業している、日々患者さんと接している治療師だけで運営されている団体で「指圧と整体を基に学びたい治療師が任意で参加する」とし、５５周年を迎えています。１０年２０年３０年と独立開業してきた指圧師、治療師の集まりです。是非、指圧や整体に興味を持たれ「時間をかけて学ぶもの」と気付かれた方、入会をお勧め致します！！ただただ、指圧と整体の勉強の場を治療師同士で開催し、親切丁寧手取り足取り導いてなんて、夢や嘘の様な「サービス」はありませんが、指圧・整体業の本音のみで勉強しています。日指会は来る者拒まず、去る者追わずですし！(笑)
（ 年初めの日本指圧師会入会の宣伝終了 ）
そう、先日はあマ指養成学校の在学生さんと少しお話をしましたので、近い内にあマ指養成学校在学生さんの本音！！を少し書きたいと思います。読めば「甘い資格商法の宣伝文句の洗脳」からハッと覚める様な。
蛇足。
昨年末からチョコチョコとテレビで見かける整体師タレントの子。先日、少し話題に上がり「あのタレント、自分の店に求人出して業務拡張らしいって。求人は有資格者だって！自分は無資格で！結局免許持ちで整体したいんだね」と、話題に上がり、雑談だったのでこんな会話でした。低俗ですね(笑)
自分も、このオカマさんの話題には「まぁまぁまぁ(笑)」、テレビで見かけても「まぁまぁまぁ(笑)」とスルーしてましたが、先の様に新人さんとの会話の中で疑問を抱かれたり、治療院で患者さんにも「あのオカマの子の整体師ってどう言う事なんですか？予約が１年待ちだって言うし(笑)」と、質問されたりするとコレは無視も出来ないなと思っています。ちょっとだけ触れてみましょう。
個人的には、今までの整体業界内（あえて指圧業界でなく）の暗黙の了解的なもの一切を新人さ、無知さから「ウルトラCを決めてる」、こう思われます。
詳細は不明な所も多いのですが、聞いた話、ウィキペディアなどで推察してみると、整体業界でのタブーを隠す事もなく、下ネタ芸を混ぜて公のテレビで整体業との二足のわらじアピール。いやぁ、ある意味感心します。「整体」「癒し」の業態や社会での認知度を実感します。「こんな事をやりますよ〜」的にテレビでやってみせたりするんですから。
で、何がウルトラCを決めているのかと言えば。
昔、「指圧」が手技療法として「あん摩・マッサージ」に組み込まれ国に認められた際に、「あん摩やマッサージなんかと一緒は嫌だ」と敢えて指圧資格を得なかった治療師がいました。療術やカイロプラクティックと看板を掲げていた人達です（まぁこの辺りは「日本指圧師会の指圧史」をお読み下さい(笑)）。
国に認められた手技療法と、国に認められる「その定義」を避けた手技療法。
指圧法制化後、高名なカイロ治療師は自らの治療院看板を、敢えて小さく目立たなくし、手技療法界での平和な棲み分けの為に「能有る鷹は爪隠す」の言葉の様に、ヒッソリと整体・療術・カイロプラクティックやオステオパシー業を行っていました。
そんな整体・療術業の先人達の思いを踏みにじる様に。
今なお、真摯な整体・療術界の治療師に泥塗る様に。
正月、ゴールデンタイム、お茶の間で・・・
「整体師です！！ドドスコスコ〜♪」
で、ホモセクシャルネタ。これは無いわ〜〜〜(笑)
さてさてさてさて。
指圧（あん摩・マッサージ・指圧師資格）と整体、はたまた鍼灸や柔整（整骨・接骨）での補助的手技の線引き。曖昧さ。もう今年はこの辺り、ウルトラCを決めて世間一般に「整体」や「癒し〜♪」とアピールもしてくれていますので、問題解決に進展はみせるでしょうか。。。
世間一般、日本国内、日本国内でって事は世界中で指圧や整体の認識が大きく間違ったまま広まっている現状として、業界内からだけでは収拾は難しい事と思われます。指圧や整体を利用する患者さん側、顧客側からの少しの関心の高さが上がって貰えればそれこそ「なし崩し式」に指圧・整体業界の根本からの見直し、抜本的改革は進むんじゃないでしょうか。。。少し気弱な他力本願的発想ですかね。
新年号としまして、もう少し気になっていた点を。
去年、とある同業の方らとお茶をしていまして指圧や整体の事をアレコレ話していたんですね。そうしましたら話題の中で「チャクラ７つ、全てを解放したって言ってる人がああでこうでって」となりまして。へぇ世の中にはスゲぇ人も居るもんですねと。チャクラやこれらの話題に関しまして詳しくの言及は学の足りない自分は避けますが、指圧・あん摩・マッサージを学んでいますと東洋医学を入り口にツボと呼ばれる経穴、その流れの経絡、そこを流れる気、じゃあ「気」って何だ？プラーナ？愉気？気功？？？となり、その見えないエナジーに対して治療師達は各自答えを見出そうと研究する訳です。これが難解を極めます。陰陽五行論から道教の基礎を理解しようにも２１世紀の科学至上主義の現代では東洋哲学の輪郭を得るのも大変です。プラーナやチャクラとはヨーガからヒンズー教の基礎知識は勿論必要となりますし。気功となれば中国での中医学も必須科目となりましょう。とにかく基礎から気やプラーナを学び、理解しようとすれば１０年あっても時間が足りません。しかしそんな悠長に構えている人はそう居ません。となると安易な道へ反れる、平易故のトンデモ科学に答えを見出す、低俗なオカルト理論を自分ででっち上げる。見えないエナジーが故におかしなベクトルに向かい身体や神経、精神を悪くするケースがみられます。
一言で気やらチャクラやらと言えますし、近年からのパワースポット、占い、波動といった「カジュアルオカルト」ブームも重なり、単語として定着もして来ています。が、その一言の本質は難しく、道を誤りやすい（オウム真理教を日本人が忘れたとは思えません）。世の中が不安定な時代こそ低俗オカルトがもてはやされるんですね。だからこそ、冒頭の「チャクラ全部解放したんだよね僕」なんて言う人がいたら（私個人としましては）、あぁその方の心身は大丈夫かしら？と心配してしまうんです。日本人の持つ世界的に珍しい精神性とか宗教観、霊性ゆえの事とは言っても、しようの無い事なんでしょうが。
で、チャクラの本場インドではどの様なチャクラの扱われ方なのかなぁと思えば、素敵な記事がありますので紹介しておきます！！やはり魂とチャクラの解放と言えばインドに行くしかありませんね！！(笑)
手つきを見れば分かります！抜群に上手で間違い無くそこいらのマッサージ師よりも気持ち良い筈です！！(笑) 日本で、「７つ目のチャクラを活性化してくれるマッサージ」「世界で５本の指に入る超能力者による気功！！」などなどは何万何十万もぼったくられ施術料が必要とされる訳ですが、インドでこのチャクラを開くマッサージなら$５もしないんじゃないでしょうか！ならインドに旅行したついでに受けてみたいものですね！
