治療師の為の近代史

日指会の友 【13】


忘れてはいけない大事な事を、忘れないうちに・・・

指圧の事。整体の事。今日、何か調べ物をする際に、ネットは欠かせない時代です。瞬時に膨大な情報が手に入る事は、便利さを超え、怖くも感じています。

先の指圧、整体の事、ネットでの検索結果。私個人が思いますに、かなり本質から歪んだままだなぁと言いますのが率直な感想です。日本指圧師会で日指会の友と云う(駄文・乱文は目をつぶって頂こうと覚悟で(笑))コーナーを作った切っ掛けも、本来の定義や歴史的流れに出来るだけ、この歪んだままの指圧、整体の社会的な認知を修正出来たら良いな。その様な思い故に、本業の合間チビチビ(日指会の先生方の目を盗んで)やらせて頂いています(笑)

そんな指圧や整体のネットでの検索結果。
その上位に出てきました情報を脳に入れます前に!!

ここの乱雑な文章を読まれます前に、治療師も含め、指圧・整体に関心を持たれた方全員に、是非とも一読頂きたいのが、
月刊「医道の日本」平成18年3月 749号 業界にまつわる あんな疑問 こんな疑問コーナーの「マッサージという西洋の手技療法が、なぜあん摩・指圧師と一緒の資格なの?」
こちらをお読み頂きたいです。

厚生労働省国立身体障害者リハビリセンターの芦野純夫氏による、たった4ページの回答文なんですが、簡素に分かりやすくあん摩・マッサージ・指圧の歴史や、紆余曲折が書かれています。

ウィキペディアなど、何処の誰が書いたものかも分からない無責任な情報、悪意のネガティブな情報なんかよりも、(もちろんですが)
よほど価値があります。公の業界誌などで、ここまできれいに纏まったあマ指の近代史、情報として自分の様な者でも十分納得出来る文章は滅多にありませんから。医道の日本社に問い合わせ、バックナンバーを取り寄せてでも目を通して頂きたいですね。